ICL手術
2020年6月某日、ICLの手術を受けました。
私は中学生ぐらいから目が悪くなり高校生になるころには0.1以下になってました。視力検査で一番上にあるランドルト環(「C」みたいなやつ)が見えない状態です…。
小学生の頃、なんであんなに大きいのがあるのだろう?と思っていましたが、まさか見えなくなるとは…。因みにですが、0.1以下(一番上のランドルト環が見えない)はどう図るかというと、
お医者さんがランドルト環のパネルを持って近づいてきます。(笑)
なんと原始的な測り方(笑)
今はもう少し違うのかもしれませんが、箸が転がっても面白い年頃だった私はまじめな顔を保つのに必死でした。お医者様が一歩一歩近づいてくる感じがどうにもツボで…。
思い出話はさておき中学から高校まではずっと眼鏡で生活しており、大学生になり以降はずっとコンタクトに変更、社会人生活でも基本はコンタクトで慣れてきたころ、レーシックが流行りましたが、色々と問題があって怖くなり断念しました。
そしてICLという視力回復手術を知りました。
ICL(アイシーエル)は、小さなレンズを目の中に移植(インプラント)して近視や乱視を矯正し、裸眼視力を回復させる新しい視力矯正手術のこと
眼球の中にレンズ!!衝撃的でしたが以下のポイントがICL手術を受けようと思った点です。
☆可逆的であること
レーシックが怖いと思った理由として、角膜を削る点でした。一度削ったら戻せない。そこが怖くて断念してました。しかし、ICLについては角膜を削る手術ではないため、何かあったときは元に戻せる(レンズを取り出す)ことができます。可逆的であるところが私がICL手術を行おうと思ったポイントです。
ICL手術を行うために品川近視クリニックにて検査をしました。
左右とも-5D以下かつ強度の乱視だったため、手術費は60万ほどになりました…。
これからの人生を考えるときっとプラスになると信じてなけなしの60万円を払いました。
手術当日は準備に時間をかけ、手術自体は本当に30分ぐらいで終わりました。
術後1週間はひたすら、目に水を入れないよう気をつける生活を送りました。透明なゴーグルを渡されて毎日それをつけるんですが、ゴーグルをずっとつけてなきゃいけないことが一番ストレスでした。術後の目の違和感は翌日にはほとんどなかったです。
ゴーグルが取れてからはまさに理想の生活!目がいい人ってこんな生活なんだなと実感しました。ICL手術後に楽だなと思ったことを挙げていきたいと思います!
☆コンタクト着脱タイムがなくなった
眼鏡が苦手だったので休日も必ずコンタクトをつける派でした。あんまり時間はかかってない認識でしたが、なくなった生活が快適すぎて戻れません!毎朝、洗面所のコンタクトを軽く洗い、目を見開いてつける。毎晩、コンタクトを洗浄して(2week使用のため)、保存液に浸す。慣れてきても毎日少なくとも5分は取られます。時間の節約もそうですが、手間が一つ減ったというのすごく大きいメリットだなと感じました。
☆気にせず眠れる
コンタクトの時はつけたままのうたた寝やお昼寝は目に悪いのであまりつけたまま眠らないように気を付けていました。目の細胞が酸素不足となり減るうえに、その細胞は二度と再生しないとのことです。検査時に測ってもらいましたが、通常の人より少なくなっていました。コンタクトつけたまま寝てしまう習慣がある人はお気を付けください。これからは気にせずに、うとうとした時にベットにいって眠れるのですごく快適です。
☆旅行の時の持ち物が減る
旅行に行くときにコンタクトの準備と眼鏡の準備をしなくてはいけないので面倒でした。旅行時には1DAYを使用していましたが、念のためで予備を持って行ったり…。そのことを一切考えなくいいのがすごくうれしいです。
☆いざという時
最近、地震が多いのでいざ何かあった時のことを考えることがあります。以前はコンタクトで外出時に眼鏡を忘れる日も多々あったので、忘れた日に何かあった場合、翌日からなにも見えなくなってしまうなと思うと怖かったです。慣れた場所じゃないと階段をあがるのも、手すりをつかんでないと怖いぐらいぼやけるため、ICLにしたことでいざという時の恐怖から少し解放された気がします。
☆お金について
一括で60万円ほど支払ったため、すごく高い買い物をした感じだったんですが、よく考えてみれば今までもコンタクトや眼鏡代がかっかていて、これから先はその分の支払いがないため、トータルで考えたらそこまで高い買い物ではなかったのかなと考えてます。コンタクト代と一口に言っても保存液や眼科にかかるのも含まれるので40年ほど生きれば、お金面でもよかったんじゃないかと思いました。
ICL手術は行うまではとっても怖かったですが、半年たった今もプラスな要素の方が多いです。悩んでいる人の少しでも参考になればと思います。